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updated date : 2022/05/15

体感温度

心霊スポットに行くと肌寒く感じるという話をよく耳にする。 確かに俺にもそんな経験は多かった。 夏でも肌寒く感じられるほどにその体感気温は確かに激変した。 だから俺は以前、Aさん、姫ちゃん、富山の住職と一緒に飲んだ際、こんな 話題を振った事がある。 「心霊スポットに限らず曰くつきの場所に行くとなんであんなに寒く 感じるんだろうね? やっぱり空気が冷たい場所には必ず霊がいるってすぐに分か...
updated date : 2022/05/12

信じる力

プラシーボ効果というものがある。 例えば、医者に処方されて飲んでいるのが何の変哲もない普通の水だとしても それが特効薬だと聞かされ、医者の言葉を信じて飲むと病がみるみる治癒していく そうである。 またプラシーボ効果とは違うが、以前かなり厳しい病状の方や不治の病の方が 毎日笑って過ごす様にしていると病状が奇跡的に回復したという話も 耳にした事がある。 要は気の持ちよう・・・。 人とい...
updated date : 2022/05/05

最後に見た者

営業という仕事柄、俺は1日中車を運転する事が多い。 そして色んな道を走っているとそれなりに事故の現場に遭遇してしまう。 軽い接触事故もあればドライバーや歩行者の死を意識させられる事故など 様々だ。 そして、もう一つよく目にするのは動物の事故だ。 殆どの場合は猫が轢かれている場面になるのだが、猫という動物の習性から 考えれば、予想外の動きで道路に飛び出しドライバーも回避出来ずに 轢いて...
updated date : 2022/05/02

ずっと一緒に・・・。

「別れる時にはお互いに笑顔でいようね・・・。 それぞれが別々の一歩を踏み出せるように・・・」 喧嘩をする度いつも沙耶はそう言っていた。 朝だというのに照り付ける強い日差しに目を覚ました俺はベッドの上で横になり 天井を見上げながらそんな事を思い出していた。 いつだってそうだった。 沙耶は、いつも勝手な提案を俺に押しつけてきた。 カズ君には私よりも一日でもいいから長生きしてもらわないと・...
updated date : 2022/05/01

呪いと祟り

呪いと祟りというものは似て非なるものだ。 それによって引き起こされる実害は似ているからつい勘違いしてしまう場合も 多いのかもしれない。 ただ、その実害が発生する理由は大きく異なる。 呪いというものは、そもそも人間が誰かに対して行う禁忌の行為であり、たとえ 被害者自身に非が無くても一方的に実害が襲ってくる。 たとえ、それが逆恨みや勘違いだったとしても・・・。 しかし、祟りが発生する理由...
updated date : 2022/04/29

真っ直ぐ進め!

彼がその山に登るのは初めての事ではなかった。 過去に何度もその山に登り無事に生還していた。 確かに難所が多く危険な山と言われてはいたが、絶対にムリはしない性格の彼にとってその山は確かに難所は多かったがとても魅力的な山として彼のお気に入りの山の1つになっていた。 だからといってその時の彼は決して油断していた訳ではなかったという。 事前に念入りな予定を組み天候を考慮したうえで登山に臨んだ。 ...
updated date : 2022/04/28

呼ばれ続けている

彼は幼い頃、祖父母の家に預けられていたそうだ。 家がかなり貧乏で両親が共に出稼ぎに出かけていた、というのがその理由らしい。 これだけ聞くとかなり辛い少年時代を過ごしたんだな、と思ってしまうが、 実は祖父母の家はかなりの資産家で、彼らをとても可愛がってくれたし、何より 両親はいなくても兄が一緒だった事でそれほど寂しいという感覚は無く、それよりも 楽しかった思い出の方が多かったのだという。 ...
updated date : 2022/04/27

百鬼夜行の夜

かなり昔になるがブログに百鬼夜行の話を書いた。 山の中で遭遇した百鬼夜行の話である。 そして、その時の俺の個人的な感想はといえば 百鬼夜行は実在する・・・。 ただそれほど恐ろしいものではない・・・。 というものだった。 しかし、どうやら百鬼夜行というものにも色々なものがあり決して恐れるに足らぬ ものばかりではないという事がその後の体験で理解出来た。 今夜はその時の話を書いてみたいと...
updated date : 2022/04/26

住職との出会い

富山の住職とはもうかなり長い付き合いになってしまった。 年齢も近く好きなことを言い合える間柄であり、実はAさんや姫ちゃんが 知らず、俺と住職だけが共有している秘密というものもそれなりに存在している。 忙しいはずなのに暇が出来るといつも遊びに誘ってくる。 勿論、俺も誘いを断った記憶はなく誘われるたびに釣りやドライブや飲みへと 出かけている。 そんな住職だが実は俺との出会いはかなり険悪なも...
updated date : 2022/04/25

深夜の高速

彼は夜間に高速道路を走る事が多い。 単身赴任している彼は月に2回、家族の元に帰っている。 だから月曜日の朝の出勤の為に日曜日の夜間、高速を利用して一人暮らしの 賃貸マンションに帰る。 そして、その際には出来るだけ遅い時間帯に帰るようにしていたそうだ。 高速道路は深夜になればなるほど交通量が減っていく。 昼間は普通車が多いが夜ともなれば大型トラックばかりになる。 そして絶対的な交通量は...
updated date : 2022/04/24

海の底

これはブログの読者の方からお聞かせ頂いた話になる。 彼の趣味はスキューバダイビング。 日本だけでなく海外にもスキューバダイビングを楽しみに行っているのだという。 岩場から直接海中に入る事もあれば船で沖合まで行ってそこから海中に入る事もある。 やはり海というのはとてもロマンがあり一歩海中に足を踏み入れただけで其処には 非日常的な世界が広がっている。 図鑑でしか見た事のない珍しい魚や大きな...
updated date : 2022/04/23

本当は優しい・・・。

これはブログの読者さんから寄せられた体験談になる。 彼女はその時、以前から目星をつけていた雑居ビルの前に来ていた。 その雑居ビルは全ての店が退去し完全な廃墟ビルになっていた。 しかも入り口のドアは閉鎖されているものの非常階段で2階まで上れば そこからビルの中に入るのは容易な事も事前に調べてあった。 そのまま非常階段で上っていったとしても最上階の8階までしか行けず、更に 誰かに見られる危...
updated date : 2022/04/22

安価な理由

彼女は免許を取得して半年ほどは車を購入しなかった。 どうしても欲しい車があり、その車の中古車を買うとしても予算が 足りなかったからだという。 ただ、仕事では頻繁に車を運転する機会があったらしく決してペーパードライバー というわけではなかった。 そんな彼女はある日、仕事で車を運転していると通りかかった中古車店の前で 驚きの光景を目撃した。 彼女の欲しかった車が店頭に並べられていた。 ...
updated date : 2022/04/21

現れた理由

これは以前、登山が趣味だったという読者の方から寄せられた話になる。 彼は数年前に知人に誘われて初めて本格的な登山に挑戦し、山の魅力に 取りつかれた。 山の上では全てが日常とは違い貴重な体験ばかりだった。 そして何より山の上で食べる食事や景色は何物にも代えがたいほど 魅力的だった。 それから何度か知人に連れられて違う山にも登ったがやはり山の持つ魅力は どんどん増すばかりだった。 ただ...
updated date : 2022/04/20

助かった理由

これは以前、飲み屋で親しくなった男性から聞いた話になる。 彼はその時、仕事による過労が原因で病院に入院していた。 忙しい時期には徹夜も当たり前という業界だったが40代になりそのツケが 回ってきたらしい。 仕事中に突然胸が苦しくなって倒れ、救急車で病院へと搬送され検査の結果 軽度の心筋梗塞だと診断された。 そして色々な検査も含めて1か月ほどの入院を余儀なくされた。 そして、その入院期間に...
updated date : 2022/03/24

出会い系

彼は以前、出会い系サイトというものを利用していたそうだ。 ただ、それは下心からではなく、彼の先輩に出会い系で出会った女性と 結婚した方がいたらしく、どうしても女性との出会いが無い彼は、出会い系で 彼女を探してあわよくば結婚できればいいな、と思っての事だった。 しかし、実際に出会い系というものを利用してみるとサクラといわれる 会員にお金を使わせるためにあの手この手で誘ってくる女性や、明らか...
updated date : 2022/03/17

ストーカー

彼女は現在、会計士として働いている30代の女性である。 来年には現在付き合っている彼氏との結婚が決まっているらしいのだが、 ある事で悩んでいるらしく人伝に俺を紹介されたらしい。 それは彼女の母親に関する悩みだった。 母親にストーカーされているんです・・・。 彼女は確かにそう言った。 え? 母親があなたをストーカーしてるっていう事? わざわざ自分の娘を? なんで? 俺がそんな思いを...
updated date : 2022/03/06

痛みの元凶

これは今から3年ほど前の話になる。 ある夜、俺はそろそろ寝ようかと思いベッドに入った。 そして、体を横にした途端、左足に激痛が走った。 何か強い力で左の足首を締め上げられている。 そんな痛みだった。 慌ててベッドの上で体を起こしまじまじと自分の左足を凝視するが 特におかしな様子は見つからなかった。 おかしいな・・・なんだったんだろ? そう思い再びベッドで横になると再び先程と同じ激痛...
updated date : 2022/03/01

法の外

その案件が初めて俺の所へ廻ってきた時、それ程大ごとになるとは 思ってもいなかった。 その家に住むペットが次々に死んでいく。 そんな依頼だったのだから。 富山の住職の説明では、 どうも怪異の出処がワシにはわからん・・・。 いつもなら何らかの痕跡が残っているものなんだが今回ばかりはまるっきり何も 掴めんのだ・・・。 それに何か嫌な予感がする・・・。 悪いがお前らで対処できないか? ...
updated date : 2022/02/28

やって来るモノ

これは知人男性から聞いた話になる。 彼の生家は地元ではそれなりに名が通った工芸品製造業を生業としていた。 父親も祖父も皆、伝統工芸を護るためという名目で家業を継いで 職人としての人生を歩んでいた。 しかし、彼は幼い頃からどうしても職人というものに魅力を感じることは 出来なかったそうだ。 だから、中学、高校と必死に勉強して良い大学に進学し、家業は継がず 自分の得意なコンピュータ関係の仕...