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updated date : 2018/03/15

その姉妹は確かに存在した。

語り人Kです。

皆様、お疲れ様です。

実は、最初の文章、今でもサインディスプレイ部営業のKですろ、

と打ちそうになります。

コメントにもありましたが、会社のブログから離れたのは、

私が望んだ事ではありません。

勿論、会社に、迷惑だ、と言われた訳でもありません。

やはり、こんなブログを書いていると、場所を特定されて

しまう事も多々ありまして、過去に何度か会社に対して、

訴訟沙汰にしますから・・・という旨のコメントを

送られた事があります。

先日の○○博物館の話のように、なるほど、と納得

出来るものばかりではなく、その度に会社の上司に、

もう止めましょうか?

と申し出ましたが、その度に、

気にする事はないから・・・。

との暖かい言葉を頂いていました。

ただ、やはり会社に迷惑が掛かるという危険と隣り合わせで

あるということ。

そして、実はサインディスプレイ部の営業は私だけではないのですが、

私の怖くない話がクローズアップされるに従って、

他の営業がブログに商品説明などを書けなくなっていました。

やはり、会社のブログは私1人のものではありませんし、

その点も考慮しての、ブログ移転です。

まあ、理由はどうでも良いのですが、現在はとても

身軽に楽しく書けております。

だからといって、無責任に、本当に危ない話をこちらで

アップする気もありませんので、ご安心ください。

それと、実は先日、営業のMさんが私のお客様の所へ

品物を届けに行った時、

もしかして、営業のKさんですか?とその会社の女性に

聞かれたそうです。

どうやら、その女性の旦那様が、私の話を読んでくれている

らしく・・・・。

当然、Mさんは、

違いますよ。こちらの担当のKが、本人です!

とキッパリ否定したそうです。

ちなみに、私は明日の午前、その会社に行かなくては

いけないのですが、いくら20歳そこそこの超イケメン

とはいえ、やはり恥ずかしいものです。

なので、明日は巨大なアンパンマンの着ぐるみでも

着て行こうかと思案中です(笑)

ということで、

今夜もいきます。

怖くない話。

どうぞ~!




幼い頃、ちょうど俺が小学生の低学年だった頃、いつも夏になると

 

母親の実家がある石川県の富来町という所に帰省していた。

 

富来町というのは、ちょうど能登半島の左側に位置し、交通の便は

 

とても悪い土地だった。

 

ただし、子供にとってはまさに宝の山の様な場所であり、カブトムシ、クワガタも

 

すぐ側の木に普通にとまっていたり、海水浴が出来る海岸も近く、そして釣り場

 

にも不自由しない。

 

近くには養豚場も在り、恰好の遊び場になっていたし、遊んでいてお腹が減れば、

 

すぐ近くの畑に生っているスイカや農作物を食べられた。

 

実は最初はおっかなびっくりで畑に生っているものを食べたりしていたのだが、

 

どうやらそれは本当に畑の持ち主も暗黙の了解として、子供が食べる量くらいは

 

全く気にしていないらしく、万が一見られても、何も言われる事も無かった。

 

そんな大らかな土地柄が好きなのもあったが、実は其処に行くと必ず会える

 

女の子がいた。

 

それは、俺や兄が現地の従兄弟や友達と遊んでいた時、知らない間に遊びに

 

混ざっていた女の子だった。

 

ちょうど、俺と同じ位の小学校の低学年くらいの姉妹であり、とても可愛い

 

女の子達だったのを記憶している。

 

2人とも真っ白なワンピースを着ており、いつもニコニコと笑っている。

 

まるで双子のようにそっくりな姉妹は、どちらも甲乙付けがたい位に可愛く

 

綺麗だった。

 

そんな女の子達たったから、俺はいつしかその女の子達に好意を抱いていたのかも

 

しれない。

 

だから、その年は兄が田舎に帰省しないという事になっても、俺だけは必ず

 

帰省した。

 

ただ、一体いつ頃から一緒に遊び始めたのか、と誰も分からなかった。

 

気が付いた時には一緒に遊んでいた。

 

そんな感じだった。

 

いつも俺が夏に帰省すると、その女の子達は、ニコニコと笑って手を振りながら

 

出迎えてくれた。

 

ただ、不思議だったのが、その女の子達の姿を誰も学校で目にする事は無かった。

 

その地域には小学校は1校しか無かった筈である。

 

それでいて、夏になると、何処からともなく現れて一緒に遊んでいる。

 

それがとても不思議であり、従兄弟や友達の中には、

 

もしかしたら・・・・。

 

という声もあったが、俺は断固として、

 

きっと、あの子達も俺と同じで何処かから帰省してきてるんだよ!

 

そう言っていたのをよく覚えている。

 

しかし、その女の子達は、何故か、女の友達が一緒に遊ぶ時には

 

絶対に現れなかった。

 

そんな感じだったから、どうやら地元の女の子達と遊びたかった従兄弟や友達

 

は、いつしか、その女の子達と遊ぶのを止めてしまった。

 

それでも、俺は断固としてその女の子達と遊びたかったから、それを貫き通した。

 

夏休み、帰省している家の従兄弟とは遊ばずに、別の子と遊ぶ。

 

そんな変な夏休みを俺は過ごしていた。

 

ただ、実際、その女の子達と3人で遊んでいると、それまで体験した事のない

 

新しい発見が沢山あった。

 

教えられた通り、森の中にある小さな穴の中に入ると、そこには広い空間

 

が広がっていた事も

 

あったし、山の渓流の側に、誰も知らないような秘密の洞窟がある事も

 

教えてくれた。

 

朝から遊び出して、暗くなるまで遊び尽くした。

 

それでも時間が過ぎるのが速過ぎると思えるほど、その時間はとても楽しく

 

そして速く流れていった。

 

そして、俺が帰省先から金沢市に戻らなくてはならない日には、必ず2人の

 

女の子が、揃って手を振って別れを惜しんでくれた。

 

だから、俺もその場から離れるのがいつも辛くて仕方なかった。

 

ただ、当時、俺の祖父が珍しく怖い顔をして話してくれた事はいつも気になっていた。

 

それは、昔から、その地域には子供の姿をした妖怪が出てきて、子供を何処かに

 

連れて行ってしまい、そのまま行方不明になった事件が何度もあったというのだ。

 

勿論、俺は、その話と、女の子達を一緒に考えたりはしなかったが・・・・。

 

ただ、そのせいか、俺の両親は、必要以上にその事を心配していた様だった。

 

そして、ある年の二つ休みにこんな事があった。

 

それは、いつもの様に遊んでいると、俺は不注意からヘビに咬まれてしまった。

 

そして、それは過去の記憶からマムシに他ならなかった。

 

山の中、かなり奥までやって来ていた俺は、かなりパニックになっていた。

 

ただ、その時、マムシに咬まれた俺に近づき、ニコニコしながらマムシに向かって

 

コラッ・・・。

 

と軽く叱りつける女の子達。

 

すると、マムシは俺から離れて、何処かへ消えた。

 

そして、痛みと不安で一杯の俺がその女の子達の顔を見た時、彼女たちは間違いなく

 

いつもと変わらぬ笑顔でニコニコと笑っていた。


実は、その笑顔を見た時、とても嫌な寒気がしたのを覚えている。

 

そして、

 

大丈夫だよ。ちゃんと一緒に居てあげるから・・・。

 

そう言ったのを覚えている。

 

しかし、その後、俺は死ぬ恐怖から、その場で泣きじゃくった。

 

こんな山奥ではきっと助からない・・・。

 

そう思うと、涙が止まらなかった。

 

しかし、それでも、その姉妹はニコニコしながら俺を見ていた。

 

しかし、俺が、

 

もうこんな処に来るんじゃなかった・・・。

 

早く家に帰りたいよ・・・・・。

 

と言った時、その姉妹から笑顔が消え、

 

そんな悲しい事言わないで・・・・。

 

そう言って、俺に近づき、咬まれた足に自分の口をつけて、必死に何かを

 

してくれた。

 

それは子供の俺にも、きっと咬まれた毒を吸い出してくれてるんだ・・。

 

という事はすぐに分かった。

 

ただし、マムシの毒がそんなに簡単に吸いだせるものではない事も知っていたのだが、

 

それでも、そうしてもらっていると、何故か助かるような安堵感に包まれて

 

いったのを覚えている。

 

そして、それから姉妹と3人で山を下りると、その道すがら、姉妹とは別れた。

 

まるで今生の別れかのように、姉妹は泣きながら手を振ってくれた。

 

そして、俺はそのまま母親の実家に走っていき、マムシに咬まれた事を告げた。

 

急いで病院に行ったのだが、不思議とマムシの毒は、すっかり消えていた。

 

確かにマムシの咬んだ痕は残っていたが、毒は完全に消えてしまっていた。

 

医者も両親も不思議がったが、誰よりも俺が不思議だった。

 

あんな事で、毒が完全に吸いだせるなんて・・・。

 

あの姉妹はいったい・・・・。

 

そして、それが、その姉妹との別れになってしまった。

 

 

その年は、それからすぐに金沢へ帰ることになったが、その翌年の夏にはしっかりと

 

帰省し、姉妹の姿を探した。

 

しかし、どれだけ探しても、姉妹の姿は何処にも見つからなかった。

 

それだけではない。

 

数年前まで一緒に遊んでいた筈の、従兄弟や友達達が、その姉妹の事をはっきりと

 

覚えていなかった。

 

そんな感じで、その姉妹と会えない事が分かると、俺はもう帰省する楽しみが

 

無くなってしまい、いつしか富来町に寄り付くことも無くなった。


ただ、あの姉妹からは、祖父が言う様な危険な感じは一切しなかった。

 

それどころか、俺の幼少期における最も輝いた思い出になっている。

 

もう誰もその時の事を覚えてはいないのかもしれない。

 

しかし、俺の足には、マムシに咬まれて出来た傷が今も残っている。

 

だから、それは夢などではなく紛れもない現実なのだ。

 

そして、いつか、誰かに聞いた事がある。

 

座敷童というものは、大人になると見えなくなるのだと・・・。

 

もしかすると、俺がその姉妹に会えなくなったのは、単に俺が姉妹の姿が

 

見えなくなっただけなのかもしれない。

 

ただ、もし叶うなら、もう一度、あの姉妹に会いたい。

 

そう願ってしまう自分が居る。

 

 







コメント

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語り人 Kさん

幼少期の素敵な思い出ですね!

でもヘビにコラッて・・・

ヘビとか虫が苦手な私には新鮮でした・・・(笑)

私にもそんな出来事あったかな?、と記憶をたどってみました。

・・・ありませんでした・・・。



長くてこわい。

こちらに来ても楽しませて頂き有難うございます。なんか本文より長いコメント見て目が疲れました。いつもコメント見て笑ってるとか大変ですね。理系の大学院の方はレポートが量で評価されるから文章が無意味に長いんですかね。もっと簡潔にまとめましょうね。

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Kさん、お借りします。

→おはるん
もしかして、バラトシさんを知ってる?
みかけたような気がするけど、気のせいかな?笑

今回のお話も良かったです!「○○は確かに存在した」シリーズ、なんだか好きです。
あれは何だったんだろう…体験は、零感の私にもあるような、ないような?

更新ありがとうございます

営業のK様

おはようございます。
本日も更新ありがとうございます(礼)

「その姉妹は確かに存在した。」、きっと子供の妖怪ではなく、その姉妹は純粋に同じ歳位の子供と遊びたかっただけなのかもしれないですね。

子供の頃に経験した衝撃的な事とかは、大人になっても強く残ったりしますね。
大人になってから思い出すこともあったりします。
そのうちの一つで、私が幼少の頃、母方の実家に帰省した時、初めて従兄弟と会いました。従兄弟は全員で10人居るのですが、私は下から2番目、歳が離れたお兄さんやお姉さん達にくっついて遊んでいました。

が、気付くと大広間で座布団の下敷きになって泣いているところを祖母に助けられました(泣)

当時の記憶はなかったのですが、大人になり、親や祖母から聞かされ、小さい私に座布団を重ねて乗せ、身動き出来ずに泣いてる私を見て笑いながどこかへ行ってしまった従兄弟達の画を思い出しました(苦笑)
従兄弟達とは、それっきり会ってませんけどね(笑)

また次回の更新も楽しみにしております(礼)

夏の日の・・・

語り人のKさん

おはようございます。
昨夜からの雨が、風を伴い今朝も降り続いている福岡です。

なんとも幻想的な・・・不思議な体験ですね。
まむしに コラッ なんて・・・胸がキュンとしますね・・・いや事態は深刻ですが(笑

その当時、一緒に遊ぶ子供達には見えていた・・・女の子は知らないのか。
そして皆の成長と共にその姿も、そして記憶からも消えていった・・・その姉妹は今でもあの場所、そして変わらぬ姿で、遊び相手を待っている・・・そんな気がします。

それでは次回も怖くない話を楽しみにしておりますが、くれぐれもご自愛下さい。

No title

Kさんは律儀すぎるくらい真摯に物事を考えられてて筋も通ってますね。
結果として気楽にアップできるようになって良かったです。
影響のあるコワイお話しですが、どんな事になるという予想はできるんでしょうか。
実際にそのお話しを知った人がどうなったかとか・・・。
知りたいなあ・・・。

今回のお話しは、私も引き込まれました。
いい思い出ですね~。
もしかすると、その姉妹はKさんを連れて行きたかったのに、
Kさんは特別に助けてくれたのかなあ。
それも案外守護霊のお陰でもあったりしてと思いました。

君がいた夏

こんばんは!

仕事を終えて家に着き、ストックしていたアイスを食べていたらこの時間、、
毎日眠いです( ˘ω˘ )zz


新しいブログになってからコメントの際にタイトルも必要になっていつも迷っていましたが、今日のお話から趣味の音楽のタイトルを連想したのでそれにします〜♪

この新しいブログと言えば、コメントを投稿し終わってからも編集できる機能いいですよね(*´∀`)


20代そこそこのイケメンK様のお話いつもとても楽しいです*\(^o^)/*ww

姉妹ももの分かりがいいというか、執着もなく意外とあっさり?引き下がってくれたんですね!
連れていかれなくてよかった〜(><)

私は霊感がないので幽霊ではありませんが、小さい頃たくさん空想のお友達がいましたよ!(笑)


Mプッキン様が、
『Kさんのブログは配慮に配慮を重ねて書いていらっしゃいますことは読み取ることができますし、登場人物の心の動きもよくわかります。その内容を伝えることに全力をあげていることも読み取れます。』

とおっしゃってるのがまさにピッタリしっくりストンときました!


眠すぎて冬眠してしまいたい!
けど明日もゆるふわぴょんで頑張っていきます〜!

ありがとうございます

こんばんわ。
いつも楽しく拝読させていただいています。
私もMさんの怖くない話がツボにはまったひとりです。
また楽しみが増えてしまいました。
Mさんのブログは会社のホームページトップからご覧になるとわかりやすいですよ。
「自動車補修塗料最新情報 」のブログに書かれています。
以前からおもっていたのですが、Kさんの会社は本当に素敵な方々ばかりですね。
自分のことだけでなく横の繋がりを大事にされているところ。
そして社長さまや社長夫人の懐の深さにも敬服します。
これからもKさんだけでなく会社も応援したい気持ちです。
いつも色々なお話をありがとうございます。

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Mさんのお話が何処にあるのかぁわかりません

すっ飛ばして・・

最新記事に来ちゃいましたァ
Kさんこんばんは!
訴訟もんですかぁ…Kさんの周りは良い人ばかりですねぇ(-ω☆)

座敷わらしのそれも姉妹!仲良く遊ぶと幸せになれると、聞きますね。1回だけじゃないからKさん凄いなぁ

私の3699母の実家は近所で、5才くらいなのかな静岡のいとこが来ると一緒に泊まれるんですが、知らない子が混ざっていて私とひとつ下のいとこときゃきゃ言って遊んでたみたいで「あんただれ?」とか聞いてたみたいだけど私は記憶がなくて…
翌日6才上の姉が窓の外それもありえない位置から私といとこを探してる昨日の子をみて怖かったと言うのを何十年後に教えてもらい、全く記憶にないから小さかったからかぁ座敷わらしと遊んだんだぁ…( ˊᵕˋ ;)

姉いわくアホ見たいに遊んでたって、拒まなくて良かったぁ(*´Д`)ノ

更新ありがとうございます。

K様、皆様こんばんは!

まだしばらく細田塗料様のブログにお邪魔させて頂きます(^^)
M様のお話も読みにいかないとw

K様、幼少の頃は霊や妖怪?
とよく遊ばれていますね(汗)
確か以前のお話でかくれんぼをしていたお友達もいたような。。

私もそのような経験がないか必死で記憶を辿ってみました。
・・・ありませんでした(笑)

それでは失礼致します。

Kさん、読者様、こんばんは!


不思議な体験されてたんですね^_^

記憶力ないほうですけど、子供の頃の心に響いた出来事って、いまだに覚えてたりしますよね。

Kさんの思い出、いつまでも大事にしててくださいね✨

小さな頃は不思議な体験するものですよね
私も岐阜の田舎で生まれ育ったので、ブログのコメントにも以前書いたように白蛇に助けてもらいました
そして幼い頃は神主をしていた祖父から不思議な話を聞きました

誰にも不思議な体験はあるんじゃないでしょうか
昔を思い出す心なごむ話だなぁと思いました

kさん会社訪問には師匠と一緒にコスプレで!

こんばんは!私は田舎に住んでますが、母方の家は20キロぐらい離れたもっと田舎でして、kさんの故郷のように山や川がありまして、同じように夢中であそびましたね!定番のマムシもいますがイノシシの方が怖いです!その姉妹はまだいるんでしょうね?話のおちが悪霊になるのかと思いましたが、バイバイしながら泣いてる悪霊なんていませんよね?今では見えなくともkさんが遊んでた辺りに子供が好きそうなお菓子とか置いといたら喜ぶのでは?心温まる話をありがとう!