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updated date : 2018/03/17

子供達を怖がらせるモノ

語り人Kです。

皆様、お疲れ様です。

今夜は片町で趣味関係の友人の送別会です。

なので、早めにアップしますね。

こちら、金沢は晴れですが気温は少し低めです。

昨晩からパソコンを復旧させ、書き溜めていた

怖くない話を復元しておりますが、なかなか

進まないものですね。

ちなみに、今夜、送別会が終わってから1人で飲みに行く

スナックは実は怖い話がてんこ盛りのお店です。

勿論、カラオケもあるのですが、誰も歌など唄いません(笑)

お店の従業員も、お客さんたちも、持ち寄った怖い話を

語りだし、まるで百物語の場のようです(笑)

そして、怖い話をしていると、明らかにその店の空気が

変わる時があり、そうなると、お客さんたちは皆

蜘蛛の子を散らした様に、そそくさと帰っていきます。

私が書いている話の中にもそこで聞いた話が

たくさんあります。

一度、Aさんも連れて行ったことがあるのですが、

何故か怖がりなAさんは耳をふさぎながら1人で

水割りをがぶ飲みしておりました(笑)

そして、うちの大監督ですが、今日も昼過ぎまで寝ていた

のですが、私がリビングに入ると、

私、もうすぐ死ぬかもしれない・・・・とかなりブルー。

どうしたの?と聞くと、

心臓が痛くて・・・・と右胸を押さえるので、

あの・・・心臓って左胸なんですけどね?

と返すと、

それじゃ、ここも痛いんだけど・・・・。

と下腹を押さえるので、

そこに在るのは盲腸。

江戸時代じゃあるまいし、盲腸じゃ死ねんだろ?

というと、無言のまま立ち上がり、そそくさと

即席ちゃんぽんめんを作り出す。

そして、ゆっくり振り向くと、

最後の食事になるかもしれないから、おとうさん、

チャーハン作って!

と。

ご要望どおり、チャーハンを作ってやると、

一気に食べきり、今はコスプレの準備で外出

されていらっしゃいます(笑)

ということで、今日もいきます。

怖くない話。

パソコンなんで大嫌いだ~!

それでは、どうぞ!




ある日、俺は友人からの電話に出た。

 

どうやら、息子さんが通う通学路に霊が出て子供達が怖がっている

 

ということだった。

 

しかも、老人の幽霊ということで、とても恐ろしく泣いて逃げ帰ってくる

 

子供達が続出しているらしい。

 

しかも、そんなに恐ろしい姿で現れるなんて・・・。

 

確か、彼の息子さんはまだ小学校に入学してから2年ほどしか経っていない。

 

それにしても、子供を怖がらせる霊というのも変わった話だ。

 

それにしても、なんだって俺の所に電話してくるんだよ?

 

そう言う俺に友人は、

 

だって、お前は昔からこういう事には詳しかったから・・・。

 

そう言われ、

 

あのな・・・俺は心霊専門の便利屋さんじゃないんだけどな・・・。

 

そう一言嫌味を言って電話を切った。

 

しかし、俺1人で何かが出来る訳ではない。

 

俺は当然のように、Aさんに連絡を入れる。

 

すると、相変わらず面倒くさそうに電話に出たAさんは、一通り話を聞いた

 

後で、

 

あのですね。私は別にKさん専属のの便利屋さんじゃないんですけどね?

 

そう嫌味を言われてしまった。

 

それでも文句を言いながらも協力してくれるのがAさんの唯一の長所だ。

 

翌日、何とか時間を調整して貰い、ちょうど小学生の下校時の合わせる様に

 

指定された現地に向かった。

 

すると、現地にはいたるところに、『子ども見守り隊』というネームの入った

 

ジャンパーを着た老人達が沢山道路に出ていた。

 

どの老人達も、どうやら子どもと触れ合えるのが楽しくてしょうがないのだろう。

 

とても元気な様子で子供たちに明るく声を掛けている。

 

これじゃ、どれが幽霊なのか、分からないよね?

 

それに、こんなに明るい時間から幽霊なんて出ないよね?

 

やはり、何かの間違いなのかもしれないね・・・・。

 

そういう俺に、

 

いや、そうでもないみたいですよ・・・。

 

と言って、Aさんはある方向へと歩き出した。

 

そして、その前方には、どうやら子ども達が立ち尽くしているのが目に入った。

 

そして、近くまで行ってみると、どうやら1人お爺さんが3人の子供たちに

 

大きな声で叱りつけているのが分かった。

 

昔ながらの頑固ジジイといった風貌のお爺さんが身振り手振りをしながら

 

子ども達に説教をしている。

 

俺は、なんとなく懐かしくなってしまい、

 

昔は皆、近所のお爺さんにあんな感じで怒られてたんだよなぁ・・・・。

 

と口にした。

 

すると、Aさんが、

 

まあ、少なくとも優等生ではなかったでしょうからね(笑)

 

子どもの頃から・・・・。

 

そう言われてしまう。

 

相変わらずの口の悪さに俺は、

 

そんな事より、子ども達を怖がらせている霊って奴を早く見つけないと!

 

と言うと、

 

本当に、節穴のような目ですよね。

 

いったいどこを見てるんですかね?

 

目の前に居るじゃないですか?

 

その子ども達を怖がらせているという恐ろしい霊が!

 

そう言われて、俺は前方を見る。

 

あの・・・もしかして、あのお爺さんがそうなの?

 

すると、Aさんは、

 

ええ・・そうみたいですね。

 

でも、怖がらせるっていうよりも、道路で危ない遊びを

 

していたあの男の子達の事を心配して怒りつけてるようにしか

 

見えませんけどね?

 

それに、子どもを叱る時は怖がるくらいにしっかり怒らないと・・・・。

 

だから、私はあのおじいさんの霊がやってあげてる事は、とても

 

素晴らしい事だと思いますけどね・・・。

 

それでも、やはり子ども達を怖がらせる霊は、成敗した方が良いんですかね?

 

どうします?

 

そう言われ、俺は首を横に振った。

 

子ども達の中には泣き出している子もいたが、あれくらいしっかりと怒られれば

 

きっと同じ様な危ない遊びはしないようになるんだろうな・・・。

 

そう思った。

 

それじゃ、帰りますか?

 

そう言うと、Aさんは、そのおじいさんの霊に向かって、

 

深々とお辞儀をし、帰路についた。

 

確かに昔は、近所のお爺さんが普通に怒鳴ってくれたし、長々と説教を

 

される事もよくあった。

 

今では、自分の家の子どもでもなかなか起こる親が少ないようだが・・・。

 

それを考えると、あのおじいさんの霊に対して深々とお辞儀したAさんの気持ちが

 

とても良く分かる気がした。

 

しかし、俺には友人から頼まれた責任というものがあり、一応念の為に

 

別の日の夕方、現地を訪れてみた。

 

もしかして、あの時、俺とAさんに見せた行動は、俺たちの目を

 

欺く為ではなかったのか?

 

そんな懸念があったから・・・。

 

そして、現地に着くと俺は、あの時お爺さんが居た場所に行ってみた。

 

しかし、そこにはもうお爺さんの姿は無かった。

 

自縛霊ではなかったのか・・・。

 

そうして、辺りをウロウロしていると前方から誰かが来る。

 

そして、俺とすれ違いざまに、無言のまま深々とお辞儀をした。

 

あの時のお爺さんだった。

 

俺はそのまましばらく歩き、そしてゆっくりと振り返った。

 

すると、そこには、公園で楽しそうに遊んでいる数人の子供達を

 

愛おしそうな目で優しく見つめるお爺さんの姿があった。

 

それを見て、俺は自分の邪推が恥ずかしくなった。

 

あのお爺さんに見守られ怒られながら育った子供達はきっと素敵な

 

大人になるんだろうな・・・。

 

そう思った。

 

ちなみに、その後、俺は友人の家に電話をかけた。

 

どう、解決した?

 

と聞いてくる友人に対して、俺は、

 

お前たち親がしっかりしていないから、あのお爺さんが頑張ってるんだぞ!

 

ちゃんと、自分の子供だけじゃなく、他人の子供も叱れるようになれよ!

 

そう返したが、電話の向こうで無言のままポカンとしていた友人に

 

俺の真意は伝わったのだろうか?

コメント

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カッパのおばさん

語り人K様

本日も更新ありがとうございます(礼)

今日は、朝コメント出来なかったので、仕事帰りにちょいと一杯引っかけながらコメントすることにしました(笑)

霊であっても霊でなくとも、ご老人ご怒ってくれることに頭が下がりますね(礼)

怒られるといえば、幼少の頃、銭湯で何度かカッパのおばさんに怒られた事を思い出しました(笑)

髪は金髪で束ねているけど、頭のてっぺんが平で、目がちょっとつり上がっており、口唇が薄くて一文字で、パッと見た瞬間のイメージが「カッパ」と思ったので、それからはカッパのおばさんと呼んでました(勿論本人には言いませんが 笑)

そのカッパのおばさんに何故怒られたかというと、銭湯のお湯が凄く熱かったので水で薄めようとしたら、「ぬるくなるだろうが!!」とつり上がってる目が余計につり上がり、一文字の口を尖らせ、それは凄い剣幕でした(笑)
幼少の私には、それが物凄く怖かった印象があります(笑)

今思うと懐かしい思い出ですが(笑)

次回の更新も楽しみにしてます(礼)

Kさん、読書様、こんばんは!

なかなか見なくなった古き良き時代の光景を老人の霊さんがやってくれてるんですね。
最近は、子供を叱るとその親が逆キレとかしてしまう始末。なにかと生きぬくくなってますね。

かくいう私も自分の子供は叱れるけど、よそ様のお子様にはなかなか叱りづらいものもあります。
ママ友繋がりでよく3歳児の男の子がうちにくるのですが、テレビ画面バンバンやられても叱れません笑
その子、すごく懐っこくて、何かあるとすぐニッコリ笑顔で絡みにきてくれます。
それが可愛くて可愛くて叱る気にもなれない。。。
はいそうです、甘やかすダメな大人の1人です(о´∀`о)

この場をお借りして・・

読者リーダー中西さま

なぁにぃ~見とったのぉ~(笑)Mさんのブログで一瞬フリーズしてスクロール動かして読み返してるところ
( ・́∀・̀)ヘヘヘ
Kさんの感じで、読んじゃってるから
ん?( ˙ỏ˙ )?ってしたのは、M氏には内緒とで…

中西節復活しましたね。老いにも寄り添いお互いブログコメ欄で助け合いましょう。笑ꉂꉂ (ˊᗜˋ*)

管理人のみ閲覧できます

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昔なつかしい話でした
私も小さな頃近所の方に普通にしかられてました
ワルガキでしたので

Kさんのチャーハンが大監督の父の味なんでしょうか?
私の父の味は丸くてでかいおにぎりですね
母が入院した時遠足があり、料理がほとんど出来ない父がゆで玉子とおにぎりを持たしてくれました
年をとったからか昔を思い出すとウルッときちゃうようになりました

No title

K様
おじいちゃん幽霊、俺が頑張らないといけない気持ちなんでしょうね・・・
良い人です。
今はおじいちゃんのような人いなくなりましたねー

M様の所見てきました ´艸`

この場をお借りして

tomoa24さん

良かったですね~。
因みに、タイトルから本文・・・タグに書かれているのが落ち、セットやからね。

そんなん分かってる?てか・・・たいへん失礼しました。

前説も作品

いつも楽しく拝見してます。

わたくしは前説有るとむしろお得感いっぱいですが。日常エッセイとして秀逸だと思います。

ただ、見返したのですが前説が長いとか誰も書いて無いのでは?

まぎらわしい書き込みもありましたが内容から見てもコメント欄の読者の方へのツッコミでは無いのでしょうか?

その証拠にいじられたご本人がまた楽しくお返事してましたから。

今回も前説含めて楽しませて頂きました!



よいお話

大監督ちゃん、かわいいですねー
何の為のいろんな不調かと思いきや、チャーハンのおねだり!
確か以前もチャーハン作ってあげるエピソードあったような…
K様の得意料理なんでしょうか。
私の亡き父親は、沖縄の「ちゃんぽん」というポーク野菜炒め丼みたいなものをよく作ってくれました。ちょっとしょっぱい味濃いめでした。懐かしいな。

おじいさんが安心できるように、実在の見守り隊の方々に頑張って貰いたいですね〜

Kさんこんばんは~
Mさんのブログに辿りつけましたぁそして( ̄∀ ̄)ニヤニヤしてきましたぁ。
ありがとうございます。

娘ちゃん大丈夫ですかぁ?痛みが収まってれば良いのですが…

あぁ~ほっこりですねぇ
いいですねぇ見守ってもらえて、昔はどの子供もよく怒られてましたねぇ
今は怒れないですよね…やんわり注意したら、「ほら怒られた」ってよく聞きますね。親が怒れ!と思います。
その地域は安心ですね。いろんな場所にいて欲しいものです。相変わらずA姉御も素敵ですね。
ほっこり更新ありがとうございます。
よい休日を~


やっと読めました!

K様皆様こんばんは

仕事が忙しくて、なかなか読みに来ることができませんでした。

私も以前近所の子供に挨拶したら、そこの母親から注意されたことがあります。

なかなか、知らない子供に注意するとかしにくいですけど、私も昔はたくさん怒られていたなぁ。と今は感謝しています。

まだ、このブログに慣れませんが、毎日来て慣れていきたいと思っています。

では、皆様ご自愛くださいませ。

お疲れ様です。前説復活祭!
良いお話有難う御座いました。

ナイスおじーちゃん!幽霊だけどね!

こんばんは!kさんチャーハンが作れるんですね、尊敬します!わたし何度やってもチャーハンだけは無理です!師匠も文句言わないあたり美味しいのでしょうね!さて幽霊のおじいさんなんですが、なんで幽霊てわかったんでしょうか?kさんわからなかったのに笑!怒るつか、しかるとキレるは意味合いが違って、他人の子をしかるのは損得勘定ではできないんですよね!気づいたらしかってるんでしょう!社会や教育が変わっていくなかで子供のうちに教えておかないと社会に出てから、あ!このこ親や先輩にしかられてこなかったな?てのが現れるので困るんですよね!前にもなんかこんな事かきましたが、人にしかられると言うことは何事にも変えがたい財産なんです!若い頃はうざいだけですが、大人になってから感謝するんですよね!若い子が詐欺の出し子とかで捕まってるのは悲しいです!幽霊のおじーちゃんに心配かけない世の中にしないと!( *`ω´)

魂共同体・・・

語り人のKさん

大監督、もとい巨匠!・・・愛くるしいですね(笑
時には命に関わる様な、人知の及ばぬ体験を数々ご家族で体験されている訳で・・・魂共同体?そんな意味を含めて、私は怖くない話の序説(イントロ)が好きですよ。

何だかジワジワと・・・炭火の遠赤外線効果の様に心が暖まるお話しです。
規律を高めるが為の、嫌われ煙たがられる勇気、本物の愛情がなければ続きませんね・・・迎合、馴れ合いに終わる事が多々あります。
是非とも依頼者であるそのご友人が真実を知り、また理解し、なぜに、ご老人の霊が現れ子供達に怒鳴るのか、そしてそれを子供達に、また保護者の方々に説き説明して頂きたいと、切に願います。
本当に幸せな、慈愛に溢れた地域じゃないですか!

それでは次回も怖くない話を楽しみにしておりますが、くれぐれもご自愛下さい。

とてもいい話ですね。

ジワジワ

昔は近所の大人たちみんなで子育てをしていたような気がします。
私も母が忙しいときは近所のおばちゃんに面倒をみてもらいました。
ジワジワ、じ~んとくるお話。こういうお話大好きです。
ありがとうございます。