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updated date : 2018/04/17

保険屋さんから聞いた話

語り人Kです。

皆様、お疲れさまです!

今日は陽が差しているのに肌寒い一日でした。

皆様も、体調管理、しっかりいたしまょう。

今日、帰宅すると、泣いている娘を妻が慰めている

ところでした。

何か悔しい事があったみたいでして・・・・。

でも、そういうのを幾つも経験して、それを肥やしにして

大人になっていくんでしょうね。

そういえば、悔し涙なんて、ずっと流してないですね。

鈍感になったのか、恵まれてるのか、は分かりませんが・・・。

ということで、今夜もいきましょう。

怖くない話。

今日はコメントでリクエストを頂いた保険屋さんの話です。

それでは、どうぞ!





これは保険屋を営む知人から聞いた話である。

 

彼が取り扱う保険は大手損害保険会社の自動車保険がメインだ。

 

それまでに数多の事故に接してきた彼だが、その中にはとても

 

奇妙な案件も沢山あったという。

 

そして、これはその中のひとつだ。

 

ある日、彼の顧客である男性が事故を起こした。

 

かなり大きな事故であり、相手の車に乗っていた男性は即死だったらしい。

 

国道で赤信号で停止していた顧客男性の乗る大型のピックアップトラックの

 

背面にノーブレーキで突っ込んだという事故であり、トラックの背面に

 

突き刺さるようにして運転席がめり込んでしまっており、相手の車は

 

原型を留めていなかったという。

 

いわゆる、全身を強く打って死亡・・・というものであり、運転手の特定にも

 

それなりに時間を要する程だった。

 

それに対して顧客男性はムチ打ちになっただけで命に別状は無かった。

 

警察の調べでは、事故当時、死亡した男性はシートベルトもしておらず、

 

ノーブレーキでトラックの後部に突っ込んでいった事、そして、

 

多額の借金を抱えていた事などを考慮して、自殺と判断された。

 

当然、停止していた顧客男性に非は無く、それこそ100の過失割合で

 

話が進んでいた。

 

しかし、ある日、顧客男性から連絡があり、相手の過失を無くして

 

全て自分の責任という事にして欲しい、と伝えられた。

 

理由を聞いたが、はっきりしなかったらしいのだが、保険屋としても

 

過失が違えば当然、保障金額も違ってくる。

 

当然、系列の親会社も首を縦に振るはずもなかった。

 

だから、顧客男性の元を訪れて詳細を聞く事にした。

 

顧客男性はムチ打ちの為、未だ病院に入院していたが、何とか説得して

 

話だけでも聞かせてもらう事にした。

 

彼は、入院している顧客男性に会った時、その変わり様に驚いたという。

 

ムチ打ちで気分が優れないのは仕方ないとしても、やせ細り目に大きなクマが出来た

 

顧客男性の姿からはまるで生気が感じられなかった。

 

そして、何かに怯えるようにキョロキョロと辺りを気にしている男性は、

 

何度目かの問いかけに、意を決した様に口を開いてくれた。

 

ずっと死亡した男性に見つめられているんです・・・。

 

彼は、その言葉の意味が分からず、

 

は?

 

と返してしまったらしいが、次に聞いた言葉で、思わず息を呑んだ。

 

間違いなく死亡した男性です。

 

ついさっきまで、そのドアの前に立っていたんです。

 

事故当時の姿のままで・・・・。

 

そう言われて、彼は聞き返した。

 

それと、保険の過失割合の変更とはどういう関係があるんですか?と。

 

すると、顧客男性は言った。

 

あの事故はお前が悪いんだ・・・・。

 

そして、あれは自殺ではない・・・。

 

そうしないと・・・・。

 

そこまで言うと、顧客男性は、思わずその場で泣き崩れてしまった。

 

これ以上、聞くのは酷だと判断した彼は、病室を出て、死亡した

 

男性の家に向かうことにした。

 

たとえ、加害者だとしても志望した相手のところへ伺うというのは

 

出来れば避けたかったが、こうなった以上、仕方なかった。

 

死亡した男性の家に着くと、その家の異様さに驚いてしまう。

 

言葉は悪いが、こんな所に人が住んでいるのか?と思ってしまうほど

 

みすぼらしい建物だった。

 

彼は、事情を話し家にあげてもらうと、仏壇も無く、男性の写真だけが

 

置かれたテーブルに向かい手を合わせた。

 

そして、それから亡くなった男性の妻に話を聞き始める。

 

男性には妻と小学生の子供2人が居ることが分かった。

 

そして、妻は体が弱くて働けず、男性が必死になって家庭を護っていたが、

 

ある時、会社をリストラされてしまい、それからは日雇いの仕事で何とか

 

日々を過ごしていた事が分かった。

 

そして、一番最後に、妻から彼に対して質問が投げかけられた。

 

それは事故で、賠償金額は貰えるのか?

 

という事と、

 

生命保険はちゃんと貰えるのか?

 

という2点だった。

 

生命保険、という言葉を聞いて、彼はその男性がやはり自殺だったのだと確信した。

 

そして、彼は嘘偽り無く誠心誠意その質問に答えた。

 

事故の賠償金額に関しては、亡くなった男性が加害者であり、払う事はあっても、

 

相手から支払われる事は無いと説明し、そのうえで、賠償金額の支払いに関しても

 

支払い能力が無い場合は相手が諦めて泣き寝入りするしかない、という

 

説明をし、生命保険に関しては、他の生命保険会社の事だからはっきりと

 

断言出来ないが、自殺と判断された以上、支払われたとしてもかなり

 

削られてしまい満額がもらえる事は無いだろう、と説明した。

 

その時、何かが廊下の方から顔を出したのが分かった。

 

彼は完全に気が動転してしまった。

 

なんと、そこに居たのは間違いなく、死亡した男性の姿だったのだから。

 

着ている服まで全く同じであり、その男性が恐ろしい形相で彼を

 

睨みつけていた。

 

その時、男性の妻はその場に泣き崩れおり、その男性の姿を見る事は

 

無かったが、間違いなく死亡した男性に間違いなかったという。

 

彼は固まったままその男性から視線を外せずにいたが、しばらくすると、

 

その男性の姿がスッと消えた。

 

彼は逃げるようにしてその家から退散したのだという。

 

そして、後日、正式に病室に伺い、見舞いの品を渡すのと同時に、

 

顧客男性に対して、保険の過失割合の変更は認められない事を伝えた。

 

すると、男性は、失望したかのように、ただ黙って、

 

わかりました・・・。

 

と小さく答えた。

 

そして、突然の連絡が入ってきたのは、その翌日だった。

 

病室で、顧客男性が死亡したという知らせだった。

 

朝、看護師が病室を訪れると、顧客男性は、恐ろしい形相のまま

 

死んでいたという事だった。

 

その時、彼は改めて恐怖したという。

 

彼は間違いなく志望した男性の姿を見てしまっていた。

 

そして、顧客男性もその姿を見て、死亡した。

 

だとしたら、次に死ぬのは自分ではないのか・・・。

 

そして、それから、彼の予想通りの事が起きる。

 

仕事をしていても車を運転していても、そして自宅に居ても、彼の視界には

 

必ず、死亡した男性が現れるようになった。

 

しかも、事故当時のつぶれた顔のままで・・・・・。

 

彼は必死になって考えた。

 

どうすれば助かるのか・・・と。

 

そして、彼は必死になって親会社に働きかけた。

 

それは、通常では到底受け入れてもらえない内容だったが、彼の必死さに

 

根負けした親会社が重い腰を上げた。

 

そして、結果として、死亡した男性の側に賠償金が支払われ、生命保険からも

 

満額の死亡給付金が支払われた。

 

異例中の異例だった。

 

すると、彼の前にその男性が現れることは無くなったという。

 

そして、彼は悔やんでいた。

 

もっと早く自分が動いていれば、顧客男性を死なせずにすんだかもれしない、と。

 

しかし、保険の世界はもっと不可解でダークな案件が山ほどある。

 

彼はそう言って深いため息をついていた。




コメント

非公開コメント

No title

話の最終的な解釈としては、むち打ちになった男性のほうが加害者になってしまって、自殺したほうのひとが被害者ということで終わったということですね。
むち打ちになった男性から、自殺した人の遺族に保険金が支払われ、もともと自殺した人が入っていた保険会社からもお金が支払われたってことだと思いますが。

No title

大金の動くところ、さらに人の生死や
一生ものの怪我や損害に関わるところ、
ムリも道理も通るような気がします。
上のヒトほど、理詰めでは説明つかない
納得できない案件にしこたま遭遇
してるでしょうし。
企業のトップや政治家だって、驚くほど
迷信や占いを重んじていたりしますしね。
上に話がいって、難しい書類にバンバン
許諾印が押されて、と自分は頭に絵が
思い浮かびました。

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No title

私は実は公務員ですが、一般の常識ではあり得ない様な処置や処遇は隠然とあります。
なので、何があっても「あー、あるんじゃない?」と思います。
何とか自分なりに一矢報いようとしてますが。
このブログの読者さんは、ある意味真面目な方が多いのかな、と思いました。

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おはようございます。

得体の知れない者。が一番イヤな感じですね。

同じ場所での事故とかも多そう。

何かにぶつかったとか。


ごく、たまになんですが…信号待ちとかでボーッと車を見てると運転手以外で居た様な?あれ?って事がある。

運転手の人は影響あるんですかね?

まぁ~、見間違えが正しいのかもしれませんが。


なので、見ない様にしてます。

愛するがゆえに・・・

K様 読者の皆様
こんにちは、ばばろあです。

やはりありましたね、ダークな案件。
最後の一文で全身に鳥肌が立ちました。
家族を思うあまり、自分を犠牲にしてしまった悲しい話。
で終われば、ああ家族愛だなと思えるのに、加害者男性のその後の行動は許せません。
家族を思う気持ちがあれば、苦しくても頑張れるし、貧乏でも一緒にいるだけで幸せなんだよ。
被害者のみならず、保険会社の担当者まで付き纏う根性があるなら、生きて頑張ってほしかったよ。

こういったお話を読むことで、辛く苦しい時でも逃げ出さずに頑張らなきゃいけないと改めて思います。
以上春の雨降る宮城から、春雨大好きばばろあでした。

?だらけの話

私、損保にはちと詳しいです。いくらなんでも、かなり無理な設定です。kさんがウソつきとは思ってないけど、知人さんの話、鵜呑みにしない方がいいですよ。

この話は事実とは思えません。

いつも拝見しております。

基本的にKさんのお話は実話だと思って読ませて頂いております。

ただ、今回のお話はおよそ現実的ではない部分か多すぎます。

他の方も指摘されていますが、まず個人代理店が事故の当事者間の交渉に直接介入する事はあり得ませんし(保険金支払いには保険会社の保険金支払い担当者が必ず付きます)まして代理店レベルが保険会社に働きかけたところで、明らかに無責の被害者が加入している保険会社が、加害者に対して賠償金を支払う事はあり得ません。

一部の特殊案件について例外的に支払いが発生する事はありますが、このケースにおいてはまずあり得ません。

第一、この被害者の何に対して過失を認め賠償をすると言うのでしょうか?
保険金の支払いには必ず根拠が必要です。このケースでは、何を根拠に保険会社が重い腰をあげたのですか?
被害者が悪夢にうなされているから可哀想だから過失を認めて下さいでは絶対に通りません。

また、生命保険についてですが、この保険代理店さんは自動車保険を主な生業とされているのですよね?
ならば、他の保険会社で生命保険を加入されている加害者遺族に対してどのように働きかけをすれば、加害者遺族の要望通り満額支払われたのでしょうか?
さらに言えば、この保険代理店の方は他社の保険金支払いについて満額支払われた事をどのように知られたのでしょうか?

通常、知り得ない情報ですよね?他社の案件という事なら尚更です。(もし事実として漏らした者がいるとすれば、完全なコンプラ違反です)

と、この様に業界の者が見ればおかしい事だらけのお話なので、恐らく創作と言われると思います。

ただ、文頭に保険代理店を営む知人から聞いた話との前置きをしていらっしゃるので、Kさんの創作ではなくその知人がデタラメな話をされ、人の良いKさんが、信じてしまわれた、、、との構図を想像しました。

Aさんの話など楽しく拝見しておりましたので、こう言った事実に基づかない聞き伝えの物語にはくれぐれも引っかからないようになさって下さい。

では、次回のお話も楽しみにしております。

カップ焼きそばにシーチキンまぜて食べるのがすき!

こんばんは!師匠も朝には米粒ほっぺにつけて朝飯食べてんだろうね!ま、師匠の方は心配なさそうだけど、今回の話はどうコメントしたらいいものか?恨みのない人に車ぶつけて死んで、なおかつ呪い殺す!んで、状況が変わらないので相手の保険の担当者までも呪い殺そうとして、金が家族に支払われたら何ごともなかったと!大金が絡むと人間変わると言うが、保険金の額まで左右する幽霊がいるだなんて!結局呪って得た金が家族にわたっても幸せなんて無いと思うし、この人の魂は天国は無理として、家族にも会えないだろうね!Aさんと姫とで消滅してやって下さい!なんかイライラする!

Kさん、こんばんわ。監督は大丈夫ですか?明るく振る舞っていても本当は色々考えて悩んでいるんでしょうね。私は監督を応援します!何もできませんが・・・今日の話なんか切ないですね。顧客の方が亡くなったのは残念ですが、家族を思う気持ちも理解できる気がします。私は以前投稿した時に父を今年亡くなった事にふれたのですが、父が亡くなった事で改めて思ったのですが心暖まると言うか以前にもあった家族やパートナーを思ったお話があればお聞きしたいです。Kさんのお話は私にとってどれも引きつけられるものですが人と人の思いやりのある話は私の心が救われた気がします。凄く穏やかになれるんです(普段は穏やかではないので)。Kさんにも色々予定があるでしょうが可能でしたらよろしくお願いします

リクエストしたいお話。

更新ありがとうございます。

便乗してリクエストです。
『仕事関係の女性の話』の続きが気になります。UP出来ないほどの状況に なっていませんように。

> 結果として、死亡した男性の側に賠償金が支払われ、

そんなマンガみたいな話は…


> 生命保険からも満額の死亡給付金が支払われた。

他社の保険の支払状況が
分かるという事は
残された奥様から聞いた
のでしょうか?
それとも他社の生保会社
にも交渉したのですか?

K様、皆様こんばんは!
そして更新お疲れ様です!

わたしもクラブのことや友達のこと、悔しかったことで泣いたことが多々あります。(今もですが…w)しかし!泣いた分だけ力になります!娘様、頑張ってください!

保険会社の怖い話。亡くなった男性へ会いに行ったら、顔だけぬっとこんにちはされるとは。ぬっ、と出ずにスッ、と出てくれたらいいんですけど。いや、まず出ない方がいいんですかね(汗)保険会社の方が無事でよかったです。

そういえばつい最近、本屋へ行き、K様の本を探したのですが見つからず、スタッフの方にお願いして取り寄せてもらうことにしました!
はやく来ないかな〜。電話が待ち遠しいです!
では、またのお話の更新、楽しみに待っています😁

疑問です。

大手損保の自動車保険を
扱う保険屋を営んでいる

保険代理店ですよね?

保険代理店の仕事は
契約する事です。
事故処理(保険金の支払)
の手続きは損保会社の
担当部署が行うはず…




代理店は、委託された保険種類について、当該保険会社を代理して主に次の業務を行っています。

保険契約の締結、媒介(保険会社の特別の指示がある場合)
保険契約の変更・解除等の受付
保険料の領収または返還、保管
保険料領収証の発行・交付、保険証券の交付
保険の目的の調査
保険契約の維持・管理(満期管理・満期返戻金に関する業務等)
保険契約の報告
保険契約者等からの事故通知の受付、保険会社への報告
保険金請求手続きの援助

執念

なんとか家族の為にとの思い凄すぎだけど顧客男性が・・・・
関係ない運転手に合掌 
映画の 黒い家 思い出してしまいました。
巨匠の悔し涙、気になります。食べ物絡み?
志望 → 死亡?

理不尽な…💢

K様、更新ありがとうございます。m(__)m画伯(大監督)、に何があったのでしょうか?色々悩み事があったのでしょう。m(__)m早く、いつもの彼女に戻られますように。m(__)mさて、今夜のお話しは、幽霊となった被害者に怒りを覚えました。その方の奥様も病弱で、子供を男手一つで育ててきたのは、「大変だったろう」と思いますが、生きている側の会社のルール(この場合は保険金)を歪めるとは。挙げ句、被害者の方まであの世に連れて行くとは…。💢A姐さんと姫姐さんにお灸を据えて頂きたかったです。m(__)m

No title

語り人のKさん

今日は予報より早く朝から、そぼ降る雨の福岡です。

誰にも見せない涙があった、人知れず流した涙があった(by ゆず)
まぁ~私は男だから・・・頬を濡らす涙は誰にも見せない。
堪えきれぬ時には、小雨に流そう(by 俺は男だ)

保険関連では、男系短命の記事がありましたね。
人間の生死に関わる事もある業務・・・複雑ですね。

あとがき・・・もっと不可解でダークな案件が・・・まるで換気扇から送られる、焼肉の芳ばしい香りの様にそそられます・・・ご飯を片手に待機しよ(笑

それでは次回も怖くない話を楽しみにしておりますが、くれぐれもご自愛下さい。

早速のアップありがとうございます

本当に今日は肌寒い日でしたね
今も雨が降ってます

娘さん、悔し涙を流されていたと‥
我が家の娘も高3JKです
偶然にも昨夜、塾の帰りの車中で娘も悔し涙を流しました
多感な時期故に受け止め方一つで感情が熱くなったようです
Kさんの娘さんもお母さんに聞いてもらって吐き出したんでしょうね

応援してますよ(*゚▽゚*)